紫外線は、肌を黒くするだけではなく、肌の老化に深く関係しています。これは「光老化」と呼ばれ、加齢による自然老化より4倍多いといわれています。浴びすぎは日焼けやしみ、しわ、たるみの原因となるだけではなく、他にも様様な皮膚の病気や目の疾病を引き起こすこともあります。皮膚科でよくみられる紫外線による皮膚病は脂漏性角化症、日光黒子、日光角化症、有棘細胞がん、基底細胞がん、メラノーマなど。老化や病気を防ぐためにも1年を通じて紫外線対策をきちんと行いましょう。
普段から日傘や帽子を利用する、長袖や襟付きの服を着る、UVカットのサングラスで目を守る、日焼け止めクリームを上手に活用するなど、紫外線を外からカットするほか、体内からの紫外線対策として飲む日焼け止めをプラスすることで紫外線対策をより完璧に行えます。
■ 院長
宗 寛之
順天堂大学医学博士
日本専門医機構認定病理専門医
病理指導医